「SIer」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。「SIer」とは「エスアイヤー」と発音します。System Integrator を略した言葉ですが、和製英語なのでエスアイヤーと言っても外国人には通じません。SIerはシステムの開発などを行う企業全般を指す言葉でSI企業などとも表現されます。SIerはクライアントからシステム開発を請け負いますが、ソフト開発に関わる全ての工程を請け負うこともあれば、工程のうちいくつかの部分を他社に依頼することもあります。大手のSI企業もたくさんあり、たくさんのエンジニアが在籍しています。エンジニアがSIerで働くことにはどんなメリットがあるのでしょうか。

まず、最も大きなメリットとして挙げることができるのは、個人としては請け負うことのできないような大きなプロジェクトに参加することができるという点です。エンジニアとして大きな仕事がしたいという志を持っているのであればSIerで働くとそのような機会が得られるかもしれません。

SIerで働く別のメリットは、多種多様な業務に触れることができるという点です。エンジニアとしてキャリアアップをしていく上でスキルの習得や経験を積むことは重要です。SIerで働くならば、いろいろな技術に触れて勉強する機会も増えるのでスキルや専門的な知識が習得できるかもしれません。3つ目のメリットは、安定している企業が多いという点です。SI企業の親会社は大手の企業が多いため、業界が全体的に経営状況が安定していると言えます。比較的に福利厚生も手厚く、しっかりしている会社が多いです。